SOD女子社員 セクハラハロウィンパーティー

ハロウィンの浮き立つ社内空気を背景に、仮装で正体を隠した男女が抑えてきた欲望を少しずつ解き放つ。企画の舞台はSOD社内パーティー。日常と非日常の境界が曖昧になり、業務空間がフェティッシュなイベント会場へと姿を変える。デスクや会議室といった職場の象徴的な場所で、軽い悪戯が連鎖し、笑いや照れが交錯する。その笑顔の奥に潜む緊張と期待が、パーティー全体の空気を支配していく。

登場する女子社員は、普段は真面目で堅い印象のオフィス系衣装をまといながらも、ボディペイントによって“衣服のように見える裸”を演出。レーベル特有の女子社員系フェチに、視覚的擬装という新しい快感要素が加えられている。レビューでも「最近見ない本格的ペイント」と評され、ペイントが剥がれる瞬間に生まれる羞恥と快感が見どころ。肉感的なボディラインに筆が触れるたび、作品は観る者の嗜好を鋭く刺激する。

プレイは“セクハラ”という名を借りた擬似的支配と服従のゲーム。放尿後のお掃除フェラ、ボディペイント状態での密着、ペイントが擦れて落ちる接触とともに、相手を支配しつつも自らも熱に呑まれる過程が描かれる。視聴者の声でも「ペイントが剥げ落ちる瞬間が興奮する」との意見が多く、音や息づかいまで拾う演出が強い臨場感を生む。筆跡の重なりや手の動きに宿る性的な緊迫は、SODならではのボディペイントAVの真骨頂だ。

シリーズとしての『SOD女子社員』は、素人調の社員設定を基盤としながらも、今回はボディアートと社内イベントという企画融合の深化が際立つ。CHAIN宗監督が描く“羞恥をデザインする視点”が、生理的な興奮と心理的な緊張を巧みに両立。SODクリエイトらしい企画性とリアリティを兼ね備えた本作は、ウエット＆メッシーフェチや職場淫乱もの好きにも訴求するジャンル横断型の快作といえる。