巡察レディのお仕事～女湯更衣室パンティ窃盗少年更生精子回収編～

湯気が立ち込める女湯の更衣室に、制服姿の巡察レディたちが静かに足を踏み入れる。報告された下着窃盗の調査という名目に隠されたもう一つの任務――それは性欲過多の少年たちを更生させる「精子回収」という非日常の儀式だった。湯の香と湿度が絡む閉ざされた空間で、職務と快楽が交錯する独特の緊張感が漂う。規律のもとに進む取り調べの中で、観る者は少年の羞恥と、それを冷静に見据える女性たちの職務的まなざしに引き込まれていく。

制服の端正さに加え、藤田こずえと夏川あゆみという二人の対照的な存在が作品の軸をつくる。背の高い藤田は知的で冷静な婦警風の風格を放ち、視線ひとつで相手を制圧する。対して夏川は柔らかな物腰の中に支配的な色香を滲ませ、手つきや表情に余裕を持つ。口コミでも「背の高い方のお姉さんが好み」「2人とも美人」との声が多く、その造形美と仕草がフェチ的な支配構造を支えている。制服フェチ、年上女性に圧倒されたいM男層に刺さる造形だ。

プレイは静的な取り調べから動的な制裁へと展開し、フェラと手技での連続射精が繰り返される。「ずっとやってると果ててしまう」とのレビュー通り、終わりのない連続抜きは被調教側の理性を奪い、観る者にも持続的な緊張を与える。男優が情けなく果てる姿にこそ作品の真骨頂があり、声フェチ的な吸音、呼吸の乱れ、精液の落ちる微音までも演出の一部として機能している。支配と羞恥、快楽と罰が一つのプロセスの中で循環する仕立てだ。

シリーズを通してSODクリエイトが得意とする「官能の職務化」は本作にも貫かれている。手コキクリニック的な職業フェチの派生形でありながら、巡察という倫理的フレームを使い、背徳を社会正義で包み込む構成は秀逸だ。視聴者が求めるのは単なる抜きではなく、制度と性欲が曖昧に混じる“理性崩壊の様式美”。本シリーズはその矛盾を冷静に観察させる企画系AVの中でも、完成度の高い一編といえる。